2017.08.14
マンションを売却するときや引渡しのときに、ハウスクリーニングの利用を考えている方は多いと思います。しかし、ハウスクリーニングの流れや相場、そのメリットなどを、詳しく知らない方もいるでしょう。そこで今回は、マンション売却時や引渡し時のハウスクリーニングの相場とサービスの流れなどついて、ご紹介します。
ハウスクリーニングのメリット
ハウスクリーニングとは、掃除の専門業者に頼んで部屋の掃除をしてもらうサービスです。マンション売却や引き渡しなどの際に1度頼んでおくことで、さまざまなメリットが期待できます。
まず、内覧のお客さんの第一印象をよくすることができ、購買意欲を高めることにつながります。せっかく購入を検討している内覧者が来ているのに、部屋の中が散らかっていたり、天井や壁、水回りにカビや汚れがあったりしては購入意欲が削がれてしまいます。ハウスクリーニングを利用し、部屋を清潔にしておけばそのような心配もありません。
また、売却時の査定額の減額を抑える効果もあります。ハウスクリーニング利用し、物件をきれいにしておくことで、汚れがあることを理由に査定額を下げられてしまったり、余計な値引き交渉を受けたりする可能性を低くできます。
気になるハウスクリーニングの相場は?
ハウスクリーニングを頼む際に気になるのはやはり相場だと思います。以下はハウスクリーニングの相場の例です。
浴室:7,000~45,000円
トイレ:5,000~13,000円
キッチン:12,000~30,000円
エアコン:6,000~45,000円
レンジフード:3,000~22,000円
フローリング:10,000~16,000円
ハウスクリーニングの料金は、サービスを提供する会社や、掃除する場所の広さ・汚れ具合などによって差があります。そのため、こちらの料金はあくまで参考程度とし、実際にハウスクリーニングを依頼する際は、業者にきちんと見積もりを出してもらいましょう。
ハウスクリーニングを依頼すると、おおよそ10万円前後の料金がかかりますが、マンション売却をスムーズに行うための資金と思えば、損をする額ではないでしょう。
ハウスクリーニングサービスの流れ
ハウスクリーニングを行うときに最初にすべきことは、業者の選定です。ハウスクリーニングのサービスを提供している会社は現在数多くあります。サービス、料金などそれぞれ異なるため、複数の業者を比較しながら検討することが大切です。また、具体的な作業内容・作業範囲、どのような人が作業するのかも確かめておくと良いでしょう。他にも、損害賠償保険に加入している会社かどうか、口コミや実際に利用した人の体験談なども一緒に確認しておくとより安心です。
業者が決まったら、電話やメールなどで予約をします。日程が決まったら当日までに貴重品を移動させたり、清掃の邪魔になるような家具を移動させたりなど、ハウスクリーニングがスムーズにできるように準備しておきます。
ハウスクリーニング当日は、申し込み内容に応じた清掃を行ってくれます。家中まるごとハウスクリーニングを依頼した場合、1日でおわらないこともあります。
作業終了後は部屋の確認をし、やり残しなどがある場合は再度クリーニングを行います。
その後料金を現金またはクレジットカードなどで支払い、終了となります。
おわりに
ハウスクリーニングは義務ではありませんが、マンション売却や次の入居者を探す際に行っておくと、その後の工程がスムーズに進む可能性があります。多少の費用はかかりますが、マンションの買い手が見つからずいつまでも売れ残ってしまう事態を防げると思えば、決して高くはない投資といえるでしょう。
マンション売却時や引渡し時には、ハウスクリーニングを利用することを検討してみてはいかがでしょうか。